列に並ばずらくらく
ここ数年、チェックインカウンターに並んで搭乗券を受け取る機会が減った。ANA系列、ジェットスターのオンラインチェックイン、JALのタッチ&ゴーなど、カウンターや自動チェックイン機に並ばずアプリ上でチェックインを済ませ手元で搭乗券を発券できるサービスや、なんの操作もなく保安検査場へ直行できるサービスなどが増えてきた。
そのサービスが、Peachでも利用できるようになっていた。
またもセールで飛ぶ
かなりの頻度で開催されるPeachのセール。その中には平日の一部曜日限定だったり、都合の合う便が対象ではなかったり、と自分が思う理想の条件に当てはまらないこともあったりするかと思う。
しかし、すべてがそういうわけでもなく、全曜日が対象になっていたり、自分の都合がつく便が対象だったりするときもある。そんなセールが開催されているときに良い便はないかチェックしてみることがおすすめ。
今回も成田から新千歳まで3,790円+その他税などで5,000円弱で購入した。LCCや成田発ということは一度頭から外して考えると、新千歳までこの価格で行けてしまうのはよく考えればなかなかすごいこと。表示されている運賃に加え、成田・新千歳での空港使用料や支払手数料がかかってしまうので、最終的には少し高く感じてしまうかもしれないが、それでもかなり安い。
どうしても成田利用のため空港使用料が多少高くなってしまうのと、支払手数料が後から加算されてしまうというのが、印象的にあまりよくないのかと考えられる。
支払い手数料をすこしでも安く抑えたい場合は、最終的な支払金額に応じてピーチポイントを購入し、ピーチポイントで支払うとよい
ピーチポイントについては下の記事で紹介しています
※しかし、ピーチポイントは1円単位では販売されていないので、無駄にピーチポイントが余ってしまう金額の場合や余ってしまうピーチポイントを今後使う機会がない場合は返って無駄な出費が発生してしまう場合もある
※全額をピーチポイントで支払わない場合(例えば、5,050円の航空券を5,000ピーチポイントと残りの50円はクレジット払いなどといった場合)支払い手数料は高い方が適用される
詳しくはこちら
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アプリでチェックイン
アプリでチェックインとは
Peachの国内線で利用できる、アプリ上で事前にチェックインを済ませスマホが搭乗券になるサービス。※国際線では対応していないので注意が必要です!
少々不便な点があったりもしますが、自動チェックイン機に並ぶよりははるかに便利だった。
そのほか5名以上の予約は取り扱えない。
Peachのアプリを事前にインストールしてあり、アプリでPeachアカウントにログインをしているとスムーズにチェックインすることができる。
実際に利用
※ここから先はPeachアプリを導入済みでPeachアカウントにログインしていることを前提に説明する。
まずはPeachのアプリを立ち上げ、画面下部にある『搭乗手続き』をタップした。そうすると、搭乗手続きの画面に遷移し、『搭乗手続きをする予約の選択』と表示される。出発予定時刻の90分前~50分前のみ手続き可能なため、基本的に便の選択を間違えることはまずないと考えられるが、念のため日付と便名、行先などを確認し、『搭乗手続きをする』を選択した。
○搭乗手続きをする
- 日付・便名・行先などを確認
『搭乗手続きをする』を選択すると、予約番号・手続き対象便・手続きをするお客様の選択が表示された。ここでは、『搭乗手続きをするお客様』を選択する。複数人でまとめて予約をしている場合は、まとめて搭乗手続きをするのか、個々でするのかを選択できる。選択が完了したら、次へをタップし、『手荷物についての注意事項』危険物所持の確認が行われ、自身で問題がないことを確認したら、『確認』をタップし、手続き完了となる。
- 複数人の場合、全員か個々か
○手荷物についての注意事項を確認
- 自身で問題がないことを確認
以上の簡単なステップで搭乗手続きは終了。手続き完了後、アプリのホーム画面に表示される予約情報には、『搭乗券を表示』というボタンが表示され、これをタップすると、紙の搭乗券に印字されているものと同じような内容が記載されている、デジタルの搭乗券が表示される。便名や出発地、到着地、出発・到着予定時刻、ターミナル、搭乗口、座席など必要な情報はすべてここに表示される。必要に応じてスクリーンショットなどをし、保存しておくのも良いだろう。また、事前に座席を指定していない場合には、ここで座席がランダムに指定される。
Peachらしい仕様だと感じたのは、搭乗券の画面で予約番号がタップ操作でコピーできることや、複数名でまとめて予約、搭乗手続きをした際、代表者から搭乗券を共有する際、アプリから直で搭乗券を共有できるボタンがついているといったところ。
復習
画像は左から順に搭乗手続き、搭乗券表示のステップ。
スマホをもって搭乗口へ
保安検査の際もスマートフォンに表示されたQRコードを使用し、搭乗口前へ。
搭乗が開始し、スマートフォンに表示されたQRコードを係員の方に読み取ってもらう。無事に読み取ることができ、搭乗口を通過。多くの場合、この先搭乗券のQRコードを使うことはないが、自分の座席を確かめる際に使う場合もある。
あまり気を遣う必要はないかと思うが、QRコードを読み取りやすいように画面を明るくしたり、画面が自動で回転しないようにロックしておくなどすると、よりスムーズに搭乗口をくぐることが期待できるかと思う。
離陸
成田空港RWY16Rから離陸。南に向かって離陸し、上昇しながら目的地の新千歳方面へ頭を向けた。
地上での天気は良くも悪くもという感じだったが、雲を抜けるといつも通りの青空が広がっていた。
暑い
当たり前のことだが、北へ向かう朝の便で進行方向右側の座席に座っていると、雲など遮るものなどなく、航空機の窓を通して太陽の光が機内に差し込んでくる。シェードを下げておけば問題はない。
大荒れの新千歳
あっという間に着陸態勢。この便は新千歳空港強風のため引き返すかもしれない条件付きの運航だった。思っていたより新千歳の強風はひどく、画像では伝わりにくいが、機体が水平方向に対してかなり右に傾いている。
降下を開始後、着陸寸前までとてもひどい揺れが続いた。この日強風により引き返しも発生した。
しかし、乗っていたPeach便は着陸時一切の衝撃なく、新千歳空港に着陸。今までで一番ソフトといっても過言ではないほどソフトなランディングだった。
とても便利
Peachアプリでのチェックインにはとても期待しており、どんなものかと気になっており、利用した結果、とても満足できるサービスだった。
紹介した通り、チェックインの手順もとても簡単で、例えばLCCは初めてで不安だという方でも安心して使えるのではないかと感じた。
チェックイン機に並ばずということ、搭乗券をどこにしまったかわからなくなる必要がないこと、チェックイン開始時刻ぴったりにチェックインをできるなど様々なメリットがあった。
当時、まだアプリでのチェックインを利用している人が少なかったのか、自動チェックイン機にたくさん人が並んでいる姿も見られた。
ただ、注意が必要なのは、やはり時間と出発空港内でしかチェックイン操作ができないということかと思う。
出発時間50分前までということと、今回の場合成田空港内でないとチェックインができないということは少し制約に感じた。しかし、実際利用してみるとそこまで不便には感じなかった。
そして最後に、自動チェックイン機で紙の搭乗券でも不便はあまりないが、やはりチェックインのために並ぶ時間が長い場合、その間他のことができたなぁなどと思うこともあるでしょう。その点、時間の面でとても便利だなと感じた。
デジタルと紙、好みが分かれる部分もあるかと思うが、興味のある方は次回Peachを利用する際にはぜひアプリでチェックインをしてみると良いかと思う。
以上