旅するおしゃべりくまさん

誰かのお役に立てれば幸いです。

ピーチポイントを上手く使え

上手に使えばオトク


有名な日本発のLCC『Peach Aviation』。PeachはMISSIONの1つに『LCCとして365日低価格な運賃を提供します。』(Peach)と掲げている。
実際、大手航空会社の普通運賃に比べれば、とても安い価格で航空券を販売している。

そんな日本を代表するLCC、Peachには『ピーチポイント』というサービスがある。簡単に言えば、Peach内で使える”Peach専用の通貨”といった感じ。詳しくはこの記事でご紹介します。

そもそもピーチポイントとは


使用する場面としてはPeachで航空券を購入する際の支払いが主かと思われます。ここで、だったら普通の通貨で支払えばいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、そのことについてはに記述しております。

また、ピーチポイントは日本円の場合、基本1円=1ポイントとして扱われ、例として航空券の最終的な支払額が6,780円だった場合、6,780ピーチポイントでの支払いが可能ということです。

どうやって手に入れる?


ピーチポイントを入手するには2つの方法があります。1つはピーチアカウントサイトより必要分を購入する。もう1つはANAのマイルと必要分を交換する。この2つになります。

新規購入

ピーチアカウントにログインし、ピーチポイント管理ページで購入
1,000円3,000円4,000円5,000円10,000円50,000円からそれぞれ1円1ピーチポイントとして購入可能

   ➡  ピーチポイント 
 A   1,000円   ➡   1,000ピーチポイント 
 B   3,000円   ➡   3,000ピーチポイント 
 C   4,000円   ➡   4,000ピーチポイント 
 D   5,000円   ➡   5,000ピーチポイント 
 E   10,000円   ➡   10,000ピーチポイント 
 F   50,000円   ➡   50,000ピーチポイント 
※アルファベットは関係ありませんのでお気になさらず

1円単位で購入することはできません。ICカードのチャージ金額を選択するような感じかと思います。

ANAマイルと交換

こちらの方法は少々ステップをふむ必要があるため公式サイトの案内をよくご覧ください。ANA500マイルからピーチポイントへの交換が可能で、500マイルは450ピーチポイントに交換可能

  ANAマイル ピーチポイント
A 500マイル 450ピーチポイント
B 1,000マイル 900ピーチポイント
C 5,000マイル 4,500ピーチポイント
D 10,000マイル 9,000ピーチポイント
あまり交換条件は良くないように思いますが、いかがでしょう。

⚠どちらもPeachアカウントを保持しておりログインをする必要があります。

この2つ以外にもピーチポイントが手に入る方法があります。
それは、Peach Cardの新規入会、年間利用金額によるものです。
新規入会では、ベーシック会員に1,000円分、プレミアム会員には2,000円分のピーチポイントをプレゼント。また、年間50万円以上カードを利用すると、ベーシック会員には4,000円分、プレミアム会員には10,000円分のピーチポイントがプレゼントされるそうです。

また、乗客都合での航空券の払い戻しの際にはピーチポイントで払い戻しがなされます。払い戻しの詳細はPeachページをご覧ください。

尚、入手したピーチポイントはPeachアカウント内のピーチポイント管理ページで残高や期限を確認することができます。もちろんアプリ内でも確認可能です。

手数料


冒頭で1円=1ポイント。だったら普通の通貨で支払えばいいじゃないか。というハナシをしました。しかし、ピーチポイントを使う理由はここにあります。

運賃+諸々の合計金額を支払う際、Peachでは『支払い手数料』が発生します。ピーチポイントで支払いを行うとこの『支払い手数料』が他の支払いに比べ安くなるのです。

  ウェブで購入時
クレジットカード 640円
ピーチポイント 220ポイント(220円相当)
モバイル決済 640円
コンビニ/ATMなど 690円

他の決済方法に比べると約1/3ほどの価格になります。

戦略


タイトルにもあるようにこのピーチポイントは上手く使うことが非常に重要だと考えます。

自分がPeachを利用する頻度や最終的な支払金額に応じて購入を検討すべきではないかと思います。

これについてで考えてみます。

成田から関西まで大人1名、3,790円の運賃があったとします。そこに受託手荷物オプションを+1個、1,950円を追加したとします。ここまでで5,740円が発生していることになります。
そして、空港使用料が成田450円、関西370円。手数料を除いたここまでの小計は6,560円

ここまでのハナシをいったんまとめます。

基本運賃
3,790円
はじめの運賃
受託手荷物オプション
1,950円
受託手荷物オプションを+1個
空港使用料
820円
発着空港での空港使用料

ここからは二手に分けてシミュレーションをしていきます。支払い方法がクレジットカードの場合、ここに支払い手数料640円がかかります。つまり、合計7,200円となります。次に、支払い方法でピーチポイントを選択した場合、支払い手数料は220ピーチポイント(円)になります。つまり、合計6,780円、支払いは6,780ピーチポイントになります。

ここで、ピーチポイントで支払ったほうがおトクなのか否かを判断します。
今回のシミュレーションの場合、最終的に支払いポイント数は6,780となりました。ピーチポイントを保有していない、これから新規購入すると仮定しましょう。
となると、3,000円分4,000円分のピーチポイントを購入し、それで支払いということになります。(ピーチポイントは支払い総額すべてをピーチポイントで支払う場合のみピーチポイントの手数料が適用され、一部クレジットカードでの支払いといった場合は高い方の手数料が適用されます。また、同時に往復や2便以上の旅程を購入する場合、手数料は×フライト数、つまり2フライトの場合220円×2ということになります。)
結果、支払う金額は7,000円となり、クレジットカードで支払うよりも200円安くなります。今回のシミュレーションの場合にはピーチポイントで支払いを行ったほうがおトクになる事がわかるかと思います。
日本円で支払う金額は7,000円ということになりますが、航空券の合計金額の残り分220ピーチポイントは180日間の有効期限内であれば、次回購入時に使用することがもちろんですが可能です。
しかし、必ずしもピーチポイントでの支払いがおトクとは限りません。以下に例を示してみます。
基本運賃
3,790円
はじめの運賃
ファストシート
1,590円
ファストシートの座席指定料
空港使用料
820円
発着空港での空港使用料

この場合の合計は6,200円となり、そこにそれぞれの支払い手数料が加算されます。すると、クレジットカード払いの場合6,840円、ピーチポイント払いの場合6,420ピーチポイント(円)となります。

しかし、先ほどと同じようにピーチポイントを保有していない、これから新規購入するといった場合は、クレジットガード払いの方が安くなります。
なぜなら、ピーチポイントを購入する場合の最小単位は1,000からであり、500ピーチポイントといった100単位での販売はしておらず、今回の場合全額ピーチポイントで支払うとなると7,000ピーチポイントを購入することとなり、ピーチポイントでの支払いの方が高くなってしまいます

ややこしい

少々ややこしく感じてしまう部分もあるかと思いますが、理解ができれば単純なことかと思いますのでうまく活用できるのではないでしょうか。

自分の利用頻度を考慮することも一つ大切だと思います。利用頻度が高ければ、余ったピーチポイントを次回購入の際に利用することもできます。

ここまで紹介してきた通り、『うまく使え』ば安いPeachの航空券をより安くおトクに購入することができます。

Peachのセール時などにはこちらの『ピーチポイント』も併せてご活用ください。

 

以上