心温まり気が引き締まる
航空機に対し深く礼をする方々。彼らも、航空機の安全かつ効率的な運航にかかせない重要な人間です。
航空機はチームで運航されている。それを目で見て実感することができる瞬間の一つが空港にあります。
通じるもの
コックピットやキャビンから空港内や展望デッキにいる人へ向けたお手振り。勝手な妄想かもしれませんが、『いってきます、いってらっしゃい』といった心の会話がコックピットと空港施設間でされているのではないかと思ってしまう風景です。
特に、手を振っているのを見つけて、大きく手を振り返している人を見ると、より心が温まります。
完璧です！
プッシュバック後、JAL系ではこのような風景を見ることがあるかと思います。2名でコックピットに向かってなにか合図をしているのです。
これは地上係員がトーイングカーを切り離し、出発できる状態になったといったニュアンスのことを伝えるためのサインであったはずです。
そして、このサインに対し航空機側は翼付け根の着陸灯、もしくは前脚の地上走行灯等をピカ・ピカと2回点滅させます。
すると、地上係員は一礼をし安全な位置へと移動されます。
これはいつ見ても心が引き締まり、感動する瞬間です。その間で交わされている互いの想いがどんなものなのか。航空機の運航には重い責任が生じ、1機だけでもたくさんの人が搭乗している。空を飛べているのは当たり前じゃないと自覚させてくれる瞬間でもあります。と、様々なことを考えさせられる瞬間でもあります。
いってらっしゃい
地上走行開始です。日が強く差す日でも大雪でも各便を見送って下さっている方々がいます。どれだけ幸せなことでしょう。
そして、展望デッキからも機内から手を振っているのが見えることがあります。ご存じのとおりですが、地上からは機内から手を振っているのが良く見えています。
手を振っていただける側の窓側に座っていたら、是非振り返してみてください。
人と人
冬の空港では乗客に向け、雪上に文字を描いたりと粋な振る舞いを見かけることもあります。
ただ、航空機の動きに注目するだけでなく、その周りにいる「人」にも注目することで、さらにおもしろくなるのではないでしょうか。
どの業界でもそうですが、人がバトンをつないで支えあって動かしているということを実感することができます。
特に特殊な環境下で乗客を乗せて運航する航空機。さらに日本では関係者による丁寧な作業を見ることができます。その背中は安心できる頼れるそんな風に見えます。
そして、我々はそれに対し静かに見守っていることも必要かもしれませんね。安全に飛んでくれていれば十分です。それに加えてサービスをしていただいているのには感謝しかありません。
みなさんも空港へ行った際には注目してみてください。
以上
