名称が変更へ
沖縄県の石垣島にある「新石垣空港」。空港の名前に「新」とつくように、2013年に旧石垣空港に代わり開港した比較的新しい空港です。
そんな「新石垣空港」ですが、開港から10年余りとなる2025年、名称が変更されることとなります。
新たな名称は?
今回の改称は、「新石垣空港」が開港してから一定期間が経ち、旧石垣空港との混乱も起こりにくいだろうということが主な背景となっているようです。
現在運用されている「新石垣空港」と旧石垣空港では所在地が大きく異なり、その混乱を防ぐために現在の名称がつけられたとされています。
石垣空港
「新石垣空港」の名称は「石垣空港」へと変更される予定です。大きく名称が変更されることはなく、「新」がはずされ「石垣空港」という名称になるようです。
6月の県議会で可決
6月初めの時点で、新石垣空港から石垣空港への名称変更に関する条例を県議会へ提出する方向だという報道がありました。
そして25日の県議会でこの条例案が全会一致で可決されました。よって、今後国への届け出や審査を経て、8月中にも名称が変更されることとなりました。
開港から12年
現在の「新石垣空港」は2013年3月7日に開港。それまで使用されていた石垣空港とは異なり、市街地から離れた現在の位置に設置されました。
そして、それまで旧空港の滑走路の長さは1,500mとジェット機の離着陸がギリギリ可能という長さでした。それが、新空港の開設で滑走路は2,500mとなり、今では当時の想定を超える大型機による定期便も就航しています。
名称はそのまま
「新石垣空港」には開港当初から「愛称」として「南ぬ島(ぱいぬしま)石垣空港」の名前がつけられています。
ターミナルビル外にあるモニュメントにもこの名前が刻まれており、航空機内で流れる到着アナウンスでもこの名前が用いられることが多くあります。
また、さまざまな場所で「石垣空港」や「南ぬ島石垣空港」という表記が多く使われていることから、今回の名称変更による大きな影響はないとされています。
今年の夏は石垣へ!
新石垣空港という名称が使用されるのも残りわずかとなりました。2025年4月にはそれまで運休となっていた国際線定期便が復活し、さらに忙しくなった新石垣空港です。
離島の空港でありながら、就航路線や航空会社、機材などはバラエティーに富み、季節を問わず多くの人が利用しています。
夏には大阪伊丹からの季節限定便も運航されます。また、羽田からは大型機での運航もされる予定です。
この夏は名称が変更される南ぬ島石垣空港を利用して束の間のリフレッシュをされてみてはいかがでしょう。
以上