旅するおしゃべりくまさん

誰かのお役に立てれば幸いです。

ANA767で行く夕暮れフライト

夕暮れフライト


今回お世話になる機体はJA610A。元々は国際線で活躍しており、長きにわたりANAで活躍しているベテラン機ですね。過去にいろいろあったようではありますが、、、。

今回の記事では、767についても少し触れてみましたので、是非お楽しみください。767について触れているのはこちら

修学旅行生

隣に止まっているのは、ご存じの通り777-300。真横で見るとやはり迫力が違います。特にこのスポットにとまっているときだと。

搭乗前のエピソードになりますが、搭乗待合のエリアをうろうろしていると、やたらと制服を着た学生が多いなという印象でした。ちょうど、修学旅行の戻るシーズンだったのかもしれませんが、修学旅行生とみられる方がたくさんいらっしゃいました。

今回長崎行きはD滑走路寄りの63番より出発となっていました。そのゲート付近に特に修学旅行生とみられる方が多くおり、同じ便じゃないことはわかっていましたが、それでも、まさか同じ便か?と思ってしまうほどでした。

恐らくいろんな学校さんがいたかと思います。皆同じ便ではなかったのではないでしょうか。

そして、今回となりの64番から出発する773。こちらは福岡行きでした。こちらにも修学旅行生とみられる方が搭乗されるようでした。これは納得。

773に別れを告げて

さあ、出発です。グラハンさんに行ってきますと手を振り、RWY34Rへタクシーします。

ここで動翼の動作チェックも行い、34Rへ。天候は路面が少しぬれているようにも見えますが、どうだったんでしょう。この画像では空は曇り、あまりすっきりとはしない天気です。

着陸機を1機待ち、離陸。着陸機もANA機でした。離陸後は右に少し旋回、その後左へ左へ、という九州方面のいつものパターンでした。

冬の夕景


ちょうど夕暮れ時。まだ沈まないぐらいで夕日がこちらを照らす。いい感じの雰囲気。この時期のこの路線この時間はたまらない景色がいつも広がる。左側の窓からであれば、都心上空の景色、そして夕景。雲がもう少しなければ富士山も望むことができるだろう。

その後、揺れながら何度か雲に入り、抜け、を繰り返し、いつもの上空にやってまいりました。本当に空にはいつも違う表情の美しい景色が広がっています。

そんな夕景をぼーっと眺めながら過ごしていると、シートベルト着用サインが消えるころになりました。

まだまだコラボ

さて、ドリンクタイムです。まだまだ某アニメとのコラボ中であるANAです。普通席だと、これはもう当たり前の光景になってしまいました。

767に乗っているときにこのコップを出されると、『あれ、鬼滅の刃じぇっと-壱- に乗ってるんだっけ』という錯覚を起こしかねません。

ベテラン767

ここまで便の情報をあまり記述していませんでしたが、767の紹介を兼ねて便の情報も記述しておきます。

搭乗している便はNH667便羽田発長崎行きです。使用機材は787767が多い気がします。特に、繁忙期だと787がメインではないでしょうか。国内線で777が復活した今(23.8)だと777も頻繁にではないようですが、久しぶりに長崎線へ投入されているようです。
この667便で使用された機材は長崎到着後、折り返しの670便、ANA運航の羽田行き最終便として羽田へ戻ります(トラブルがない限り)。

<羽田発長崎行 一部便>
  ○NH667 16:25 - 18:15

  ○NH669 19:15 - 21:05
※2023夏ダイヤ

他の地方空港だと、この667便のような、東京行き最終便の前便が着便の最終ということもよくある話ですが、長崎空港はナイトステイがあるので、この667便の1便後が長崎着最終便になるわけです。なので、東京で時間を目いっぱいに使って予定をこなす方や遊びたいという方、そのあとに長崎へ行く・帰るという人たちの需要をこの667便はあまり拾わないのかもしれません。

FLT INFO

NH667 HND - NGS
16:25 - 18:30  767-300ER
※当時の時刻・機材

今回の便は夕方の時間帯を飛行する便ですが、冬の時期だと長崎に着くころにはもう真っ暗です。

この時はまだ空いていたころだということもあるかもしれませんが、搭乗当時は空いていました。窓側もちらほら空きがあり、中央の座席はあまり使われていないような状態でした。

また、先ほどから繰り返している時期的なこともあり、フライト時間にも余裕があったため、CAさんに了承を頂き、翼上の空いている座席から写真を撮らせていただきました。嫌な顔一つせず、”左右どちらとも空いているお席がございますのでどうぞ”、と左右どちらも案内していただき、そこも含めやはりプロだなと感じました。そのサービスに感謝です。

767について

1983年、ANAが日本で初めていわゆる『ボーイング767』を導入しました。1985年には日本航空、その後スカイマークでも導入され、現在日本国内ではANA、JAL、AIRDOの3社が今もなお運航をしています。

パイロット2名での運航が可能となった767。ANAでは2023年6月21日に767が就航40周年を迎えました。それを記念し様々なプロジェクトが行われたのも話題になりましたね。

プレミアムクラスは2-1-2、普通席は2-3-2の配列で、大きすぎず小さすぎず、ちょうど良い大きさが安心感を演出しているようにも思えます。きっと乗りやすいと思う方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
現在の767のシートは座り心地も良く、テーブルも使いやすく、国内線にピッタリのとても乗りやすい機材だと感じています。

テーブル周り、足元は上の通り。安全のしおりやエチケット袋等はテーブル上、そして下の方にシートポケットがあります。中身が見えるので忘れ物をしにくいかもしれません。ちなみに大きさの参考として左側のポケットにはローソンの大きいおにぎりが入っています。

国内多くの空港で見かける767。ANAであれば特に、様々な路線に就航しているかと思います。最近では787や777がその路線に就航していることも多くありますが、まだまだ767の活躍は止まりません。是非、機会があれば1度搭乗されてみてはいかがでしょうか。

お子様をはじめとし、多くのお客様が喜ばれている様子がうかがえる特別塗装機も767に多く施されています。
鬼滅の刃じぇっと 壱・弐、STAR ALLIANCE塗装といった特別塗装機もあります。

今回はこのぐらいとしておきます。

夜空へ

定刻では羽田から長崎まで2時間ちょっとですが、あっという間。機内は終始おっとりした雰囲気で、寝ている方も多くいらっしゃいました。とても良い雰囲気でした。

ANAはこのぐらいの暗さでも機内の照明はそのままの明るさです。

まだ少し陽の光が残っているようですが、これから雲に入ります。夕焼けともお別れ。雲を抜ければもう真っ暗でしょう。

福岡、佐賀の上空を通り、諫早の南の方で北の方向へ旋回。諫早あたりだったかと思いますが、地上に灯りが少し見えました。とてもきれいでした。
そのまま、少々揺れを伴いながら大村湾へ。

大村湾に出ると、暗くてどのぐらいの高さを飛んでいるのか、窓からだと判断が難しいほどでした。そのため、いつ着陸するんだ?と思いながら外を見ていました。

こういったこともよくある話かと思いますが、周りが暗いところだと、滑走路が見えるまで真っ暗で不思議な感じがします。

とりあえず、無事に長崎空港に着陸。到着時に少し振られましたが問題はありませんでした。

着陸後はORCの機体がよく止まっている真横を通るので、ATR42いないか?と思い探していたら、案の定いらっしゃいました。

素晴らしい

スポットイン直前です。伊丹便でしょうか。Q400が隣に止まっていました。

今回のフライトは終始穏やかな雰囲気で、とても心地よいフライトでした。そして、特にクルーチームがとても良かったと感じました。

搭乗時には、ACDは手前の通路、FGHKは奥の通路でございます(列のアルファベットに関しては実際と異なる可能性がある)。と案内しており、わからない方や初めての方にとっても安心して乗れる、ANAの素敵なサービスだなと感じました。ANAの行動指針の一部、『あんしん』にもピッタリ当てはまっているなと感じました。

それと、今回は空いていたので、座席に荷物を置きシートベルトを締めておきました。すると、クルーが出発前、荷物のシートベルトがしっかり締まってるか確認していました。客室乗務員の1番の仕事、保安要員としての役目をしっかりと果しているなと感じ、安全を徹底しているなということもあわせて感じられました。

この便は全体的にとても印象が良かったです。この後、羽田へ向けてしっかりと飛んだようでした。

 

以上