旅するおしゃべりくまさん

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進化した搭乗ゲート|E190で山形から羽田へ

羽田へ


今回のフライトはJL178便、羽田行き。運航はJ-AIR、山形19:15発。羽田行きの最終便です。

機材はE190。座席数が100席未満のジェット機、リージョナルジェットです。2016年に導入され、日本国内多くの路線で活躍中のE190。この機材について紹介する特設サイトも公開されています。JALグループがとても推している機材なのかもしれません。

逆の路線は下記の記事へ!

山形空港

山形県内の2大空港、庄内空港と山形空港。どちらも頭に『おいしい』という愛称が付けられています。庄内はANA、山形はJAL、という勝手なイメージがありますが、今回はJAL便。

内陸の東根市にある山形空港から出発です。

とてもコンパクトな空港。到着口と同じ1階に観光情報窓口やヤマザキショップ、レンタカーの窓口、航空会社のカウンターがあり、2階に待合スペースと飲食店や土産店、保安検査場、3階に展望デッキといったつくりになっていました。

2階出発ロビー、保安検査通過前のスペースには多くの座席が設置されており、場所によってはエプロンを見ることも可能です。

食事処もありましたので出発前や到着後にちょっとお食事なんてこともできますね。

3階展望デッキがあるフロアにはお手洗いも設置されています。屋内のスペースもありここにも座席が設置されています。小さなクレーンゲームや古い操縦ゲームなども設置されていました。暑い時期や寒い時期には見たい場面が来るまで待っているのもいいかもしれません。

エプロン側だけでなく、街を見渡すことのできる駐車場側にも展望スペースがあります。エプロン側には屋根付きの休憩スペースのようなものもあり、なかなか良きでした。

山形空港は非常にスタイリッシュ。2023年8月時点では山形空港にはFDAとJ-AIRが定期便を就航させています。

1日の便数も少なすぎることはないので、展望デッキからは何種類かの航空機を見ることができます。

ゲート


保安検査場は小さく、必要最低限という感じがしました。通過はとてもスムーズで検査は受けやすかった印象でした。
また、出発便が1便の際は搭乗人数も100名以下なので、保安検査場がすごく混雑するということはあまりないでしょうし、混雑を避けることも難しくはないかと思います。保安検査通過前のエリアに特に用がない場合は、保安検査開始後すぐに通過してお好きな座席を確保しておくのがいいかもしれません。

主要空港では保安検査場は常に空いているイメージかと思いますが、空港によっては便の出発時間に合わせて保安検査の開始時刻を設定していたりもします。早すぎても入れない場合がありますので注意が必要ですね。


そして、気になっていたであろうこちらのゲート。2021年に発表されたJALとANAが共同利用できる新システムの改札機。こちらは搭乗ゲートだけでなく保安検査場もこのタイプになっていました。

当時のプレスによれば2023年5月からJALとANAが就航する国内約30空港に順次設置されるとのことでしたが、1番最初は佐賀空港だったでしょうか。佐賀空港もかなりきれいな空港でいいですよね。

今後特にANAとJALがターミナル内で混ざるような空港で導入されていくこととなるのでしょうが、使いやすいか使いにくいかは是非利用して判断してみてください。

JALのものだと新しくなったものではなく、やはり通常のタイプのやつが一番使いやすいと感じるのですが、いかがでしょう。


搭乗前に発見。自販機に懐かしい飛行機が。

急坂


さあ搭乗が始まりました。PBBで飛行機へ接続することになるわけですが、山形空港のPBBでもE190への搭乗はかなり急な坂に感じました。


日も暮れ暗くなってきました。ターミナルから漏れる光が美しいですね。そして外から見ると山形空港のターミナルがよりスタイリッシュに感じます。グラハンさんに見送られ出発です。

この便が山形空港の最終便となります。

以前のことがあってかはわかりませんが、安全に関する注意に加え、非常口のドアは緊急時以外触れないようにとの旨のアナウンスもされていました。

ナイトフライト

この路線は短距離路線の部類になるかと思います。ドリンクも提供されない路線です。高い高度は飛ばず通常よりも低い高度を飛ぶことになります。そのため、地上を眺めながらのフライトとなる事もあります。

夜間は地上の灯りを見ながらのフライトとなりました。そのため、下を見ると常に光があるような状態。夜間の真っ暗という光景はなかったように思います。


ドリンクサービスのない路線ですが、キャンディーが配られました。また、おしぼりもいかがですか?と言われたので思わず受け取ってしまいました。

夜景を眺め


関東周辺の夜景を眺めながら降下。着陸はRWY23。そのため千葉市あたりを通り一度東京湾に出て最後ちょっと左へ旋回し着陸となる流れでした。

途中は西からの便が良く見えました。こちらから見ると左手に緑、右手に赤、神々しいライト、こっちに向かってきているということが暗い夜空の中でもはっきりとわかりました。

その後、それらの便と交差し、東京湾へ。東京湾に出ると湾岸地域の灯りは見えますが、下は暗いのでどこを飛んでいるのかなかなか判断しづらかったです。


J-AIRではこの時間の離着陸であっても機内の照明は明るいままでした。無事D滑走路に着陸。D滑走路着陸時や右側の窓から外を見ながらC滑走路に着陸した際、外が暗いとなかなか羽田に着陸した感覚にならないことがあります。
ターミナルが見える側の景色を見ながら着陸した場合はある程度羽田空港の夜景がきれいに見えるかと思いますが、海側を向いているとほとんど暗い世界なので、ん?羽田か?と思ってしまいます。

D滑走路から橋を渡っていく際、16Lから離陸していく国際線の大型機も見ることができました。あの角度はなかなかです。

ん?羽田?#2

着陸後、J-AIRの乗務員さんによる心温まる、感動する、そんなアナウンスが入り、最後に到着スポットからはバスでの移動との旨が伝えられました。まあまあと思いましたが、アナウンスを聞いていると、どうやらスポットからターミナルまでバスで10分ほどかかるだとかなんだとか。あれ、これはもしかして?と思いましたが、その通り。

左手には第2ターミナル、ANA系の航空機がたくさん並んでいます。その中へ突っ込んで行き、401番スポットにイン

これは羽田?というよりあれ、JALに乗ってんだよな?と思う瞬間ですね。こちら側のスポットをJAL機が使用することももちろんあるのですが、やはり少々違和感がありました。

素晴らしい

到着後はタラップで地上へ降り、そのままバスへ乗り換えです。バスは1台だったのか2台だったのか、わかりませんが、車内はとても空いていました。

そして、全乗客が降機後乗務されていたクルーの方も機内から降りてきました。バスの出発に合わせ一礼。とても美しい礼でした。

J-AIRのサービスは全体的にきめ細やかかつ乗客に寄り添う温かい雰囲気もあり、ああ乗ってよかったなと、思えるそんなサービスでした。短いフライトの中ですがその中でも安全業務に加え、我々にアナウンスやサービスそういった面でも楽しませ、快適な空間を提供してくれる。多くの関係者に感謝の気持ちでいっぱいですね。

そんなことを考えたJ-AIRでのフライトでした。きっとまた乗りたいと思える航空会社です。

 

以上