旅するおしゃべりくまさん

誰かのお役に立てれば幸いです。

大雨の出発|鹿児島ー羽田

絶景路線


日本国内線でフライト中、特徴的な景色を眺めることができる路線は数多くあるが、鹿児島線もそのうちのひとつだろう。

鹿児島からの羽田線はJALをはじめANAやSNA、SKYも就航しており、成田も含めるとかなりの便数となる。それだけ需要があるということだろう。

雲行き


足湯付近からの光景だが、なんだか怪しげな雲が近づいているではありませんか。空港内にいるので、傘とか、そのような心配はないのですが。

搭乗


鹿児島空港は大きめな空港です。もちろん羽田や福岡などと比べれば小さくなるかもしれませんが、こういった類の空港ではかなり立派な方でしょう。

JALグループのJACもこの鹿児島を拠点としていますね。


さあ、着席。他のスポットにはJ-AIR、JetstarのJAL系列とANA、SKYも駐機しているようです。航空会社や機材のバリエーションも豊富な鹿児島空港。

さて、今回はJA601Jで羽田までお世話になります。

プッシュバック…


プッシュバックし始める少し前、先ほどから見えていた雲でしょうか、暗くなり雨が降り出しました。窓は雨で濡れ、外が少々見づらい状態です。


プッシュバックをし、安全ビデオが上映されている頃、雨はより強さを増し、視界も少し悪くなった気がします。
そして、エンジンスタート。エンジンをふかし始めると、後方に水が飛ばされ、路面にも雨が降り積もっているのだろうということがうかがえました。

そんななかでも、グランドハンドリングの方々の温かいお見送りはあります。本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。だからこの光景が飛行機に乗っている瞬間で1番と言っていいほど素敵な光景だと感じるのでしょう。


話しが少々脱線しましたが、タクシーを続け滑走路へ向かっていると、一時より雨は弱まりました。視界もけひらけていることがわかるでしょう。

滑走路


しかし、滑走路手前へやってくると再び、雨が強くなってきました。ここで少々離陸待機という形となりました。


その間にはこの大雨の中、着陸してきたJ-AIR機を見ることとなりました。後にコックピットより案内されましたが、社内規定により天候の回復を待ってからの離陸となったといったような趣旨だったと記憶していますが、滑走路わきで5分程待機していました。


しかし、悪天候が長引かなかっただけ幸い。雨が少々弱まったタイミングで無事離陸することができました。

機体についた水滴がどんどん後ろへと流されていきます。離陸時は少々揺れを伴いながら、力強く上昇していきました。

雲の上へ


まだ雨の中にいるようです。暗い色をした雲を横目にまだまだ上昇を続けます。


さて、羽田へ向かうため左へと旋回をします。ようやく青空が見えてきました。

眼下には厚そうな雲がたくさん広がっていますが、ひとまず上まで上がってきました。もう少し上がるときっと明るい空が広がっているでしょう。

一息


鹿児島を離陸後、恐らく桜島でしょう。雲がかかっていますが、鹿児島の景色を眺めることができました。鹿児島空港は離陸時も着陸時もかなりの絶景を眺めることができ、見ていてなかなか面白いものです。

さて、ベルトサインが消え、わずかな時間ではありますが、上空でゆったりと過ごしましょう。


Fly for it ! が印象的な紙コップ。ドリンクを飲んで、空の景色を眺めて一息

フライト情報


なんだかんだで、あっという間。今見えている景色は房総半島のあたり。鹿児島から羽田までのフライト時間は概ね1時間と15~20分程といったところ。順調にいけばあっという間の空の旅。ただし、地上にいる時間が少々プラスされることもお忘れなく。そのため、定刻上では約1時間40分となっている。

鹿児島から羽田までJALの場合、(23年10月現在)片道8便/日というのが一般的で、時期によっては臨時便が運航されることもあるだろう。

朝一が7時台後半出発で、羽田には9時台前半に到着する便がある。その後はおよそ2時間間隔程度で出ており、最終便は羽田に22時台到着となる。

FLIGHT INFO

JL644 11:00 - 12:40
KOJ - HND 767-300ER

着陸


降下を開始。羽田のほうもどうもあまり天候は良くないらしく、さっそく厚そうな雲へ突っ込みました。
雲を抜け、市原あたりで旋回をし、東京湾上空を飛行し、RWY22へ着陸。の流れです。途中は湾岸地域の景色を眺めることができます。鹿児島離陸後に眺めた緑が多い景色とは異なり、粒のように見える建物が多く、道路も目立ちますね。

そして、画像にあるのはTDR。浦安あたりの様子です。


ゲートブリッジが見えてきたら、そろそろ旋回。そうするともうすぐに着陸です。少し揺れそうですからしっかりシートベルトを締めて着陸に備えておきます。


皆集まって駐機しているANAの777群を眺めながら着陸。着陸直前はやはり少々の揺れがありましたが、無事に羽田空港に着陸しました。

スポットへ


第3ターミナルを眺め、RWY34L/16Rを横断し、スポットへと向かいます。着陸後、機内では到着の遅れのお詫びと、搭乗感謝のアナウンスが流れました。


スポットに入り、ベルトサインが消灯。ふぅ。今回も何事もなく安全で快適な良い空の旅でした。

離着陸が詰まったフライト


隣には787。その奥には金の鶴丸がいるではありませんか。787の後ろにちょこっとウイングレットが見えていますね。

今回のフライトの盛り上がる場面は、離陸時と着陸時に詰まっていたように感じました。なんだか、いろんなことが詰まっていて、とても情報量の多いフライトでもあり、とても良い経験となったフライトでもありました。

天候不良やそれに伴う遅延の積み重なりにより、離陸待ちや、スポットが空くのを数時間と待たれたことがある方もいらっしゃるかもしれません。そのあとの予定に支障が出ることもあるかと存じますが、安全が第一ということを乗客も忘れずに搭乗することも大事かもしれません。

今回のフライトでは、あれだけ雨が降っても、少々の遅れで安全にそして快適に送り届けてくれたことに、改めて大きな感謝を覚えました。

 

以上