旅するおしゃべりくまさん

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【JAL】クラスJで行く羽田ー福岡

最高のシート

JAL国内線で提供されている『クラスJ』。JAL国内線では普通席とファーストクラスの間のクラスで、普通席にはないクラスJ独自のサービスも提供されている。

元は経営統合前のJASで提供されていたスーパーシートだということも有名だが、23年10月現在JALに残るクラスJシートは大きく分けて2種類となっている。新たに導入されたA350や787に搭載されている新型のシートと737や767に搭載されている従来のシート。(737では一部新たなシートが導入されている。)また、国際線仕様機のJA703Jが国内線で活躍しているが、シート自体はビジネスクラスである。その他国際線機材が国内線で運航される場合もそれと同じだ。

早朝


暗い羽田空港第1ターミナル。午後の日が落ちた後の時間帯ではない。時刻は午前6時頃。これから徐々に明るくなってくるときだ。

今回は羽田発福岡行き、朝1の便に搭乗する。機材は幹線では珍しくファーストクラスの搭載がない2クラスタイプのA27が投入された。

FLT303

JL303 HND - FUK
06:30 - 08:30 767-300ER
※定刻・機材は当時のもの

朝焼け


搭乗。隣にはJA03XJが駐機しているようだが、その奥の空を眺めてみると、赤く染まってきている。A350のロゴ灯が光っているのがまだよくわかるぐらいの暗さだが、だんだんと明るくなるだろう。

大空へ


プッシュバック後タクシーを開始。後ろには787がついているようだ。朝1の便が出発していくこの時間帯。


今回はD滑走路からの離陸となるようだ。連絡橋を渡っている途中、34Lへの着陸機を見ることができた。国内線は多くが出発の時間帯だが、国際線であれば東南アジア便などの到着便もある。


パワーのある高音と重低音を響かせて羽田空港を離陸。雲であまり日の光が差していない空。右へ旋回しどんどんと高度を上げていく。ここからはいつもの通り、富士山の北側を飛行して福岡を目指した。


右旋回をしながら薄い雲を抜け、日が差す雲の上の空へ出た。現在見ている景色はおよそ北の方向であり、逆のA列からは眩しくてたまらないぐらいの朝日が見えていたことだろう。エンジンにオレンジ色の光が映っている。

快適時間


そんなこんなで機内からきれいな朝焼けを眺めていると、あっという間にもうこんな高くまで来ている。本当に美しい。

座席周り


前の座席の背面。普通席よりも横幅が広く少々の重厚感が伝わってくるのではないか。

記事初めの図に写っているように、767のクラスJは2-2-2の配列で、今回搭乗したA27/28仕様の767では1~7列目の計42席がクラスJシートとなっている。

上の画像を見て少し違和感を覚える方もいるだろう。一般的な普通席のシートと異なり、前の座席背面にはテーブルが見当たらない。クラスJの場合、前後間隔が広いということもあり、テーブルは肘掛けに収納されている。

また、画像からわかることとして、左下。シートの足が通路側列の座席の下にある。つまり、荷物を前の座席の下に置きたいとき、該当する列は注意が必要だということ。

美しい景色を見ながらドリンクタイム。ゆったりとした空の旅を過ごすことができる。そして、右の画像がテーブルの様子。画像の通り、肘掛けの中から引っ張り出すようなタイプで、半分に折りたたまれている。もちろんこれを広げることもでき、普通席に比べるとかなり余裕のある大きさになっている。同機材普通席ではテーブルを前後に動かすことはできないが、クラスJシートではすることができる。


テーブルの他にも2列の間にカクテルトレイが設置されている。テーブルをわざわざ展開せずともここにドリンクを置いておくこともできる。そして、このカクテルトレイ部分にオーディオや読書灯、コールボタン操作用のコントローラーが設置されている。


大分年季が入っているようにも感じ取れるリクライニング・レッグレストを操作するためのつまみ。

クラスJシートのリクライニング類は手動となっており、このタイプのシートではつまみを引っ張って調整をするようになっている。レッグレストに関しては心地よい位置まで上がるが、人によっては元の位置に戻すのが大変だというかともいらっしゃるかと思う。レッグレストを上げる際にはつまみを引くだけで、勝手に上がるが、元に戻す場合、足の力で戻さなければならない。

到着


今回は空いていることや時間帯のこともあり、とてもゆったりとした雰囲気が流れていた。機内ではゆっくりすごすことができとても快適だが、快適な分気づけばすぐに到着してしまう。

福岡タワーやシーホークが見えてきた。もう日は昇ったがすこし靄がかかっているような景色。


道路や車、建物を眺めながら福岡空港RWY16に着陸。特に大きな揺れを伴うこともなくきれいにタッチダウン。逆噴射時のエンジン音もたまらない。


フライト中太陽を直接見ることはなかったが、着陸後に少し目にすることになった。

やっぱり最高


今回は南ターミナル10番スポットに到着。隣にはE170が駐機中。なんだかはっきりとしない空だが、まだ昇っている途中の太陽がいい感じだ。


JAL国内線多くの路線で提供されているクラス『クラスJ』。普通席からサービス内容はかけ離れてはいないがシートの仕様は異なる点がいくつかある、一つ上のクラス。やはり、このクラスはとても快適。

シートは普通席よりも広く余裕があり、座席列もゆとりがある配列となっている。そして、肘掛け下には隣の席との間に壁がある。普通席よりもプライベート空間が保たれるつくりになっている。

とても乗る価値のある座席ではないか。機会があれば一度腰を下ろしてみてもいいだろう。

 

以上

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