旅するおしゃべりくまさん

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空いていたころのハナシ

 

N'EX

JRの特急列車としても、多くの人に名が知られているであろう「N'EX」。

正体は、大船や横浜、品川、東京などと日本の玄関口の1つである成田空港とを結ぶ、空港アクセス特急成田エクスプレス」。

首都圏から成田空港へのアクセス特急として、もうひとつ京成電鉄の「スカイライナー」というのもあるが、今回は空いている成田エクスプレスに乗ったハナシをする。

安く乗ったハナシ

当時、えきねっとの期間限定のキャンペーンか何かで特急料金がとても安くなっていた。

例えば、品川から千葉まで成田エクスプレスの指定席を利用する場合、特急料金は1,290円。

当時は、えきねっと成田エクスプレスの「チケットレス50%割引」という割引を行っており、指定席特急料金が通常の半額で乗車できた。

料金比較
成田エクスプレス品川=千葉》の指定席特急料金

通常料金(2023.2現在)
1,290円
えきねっとチケットレス割引(2023.2現在)
1,090円
えきねっとチケットレス35%割引(2023.2現在)
830円
えきねっとチケットレス50%割引(以前)
640円

現在でもJR東日本が提供するえきねっと特急券を購入すると、特急料金が大幅に割引される場合がある。

この割引は、『チケットレス』が対象でネットで予約・購入後、メールなど予約情報が確認できるものが特急券となるもの。つまり、言葉の通りで駅で特急券を紙で購入・受け取る必要がなく、好きな時にネットで購入し、ICカードモバイルSuicaなどを使用して改札を通過、そのまま特急列車に乗車できる。

www.eki-net.comwww.eki-net.com上記でハナシた通り、紙の特急券ではなく、スマートフォン特急券代わりに乗車した。

成田エクスプレス2号

成田エクスプレス2号は成田空港発、大船行きと新宿行きが連結して運行されている。

現在、成田エクスプレス2号は成田空港を午前07:37に出発し、途中、空港第2ビル、成田、佐倉、四街道、千葉、東京(大船行きと新宿行きが分割)と停まる。

大船行きは東京から先、品川に停車、武蔵小杉、横浜、戸塚と停車し、終点大船に到着。

新宿行きは、東京駅を大船行きの後に出発し、品川を通過、途中渋谷に停車し、終点新宿に到着する。

つまり、2号の途中停車駅は多くあり、東京駅で分割され、東京駅を先に出発する横浜方面への列車は品川に停車し、東京駅を後に出発する新宿行きは品川を通過する。

速達の列車は空港第2ビルを出ると、次は東京に停まり、東京まで1時間未満で到着列車もある。

乗ったハナシ

千葉駅のコンコースにはN'EXの宣伝だらけ

千葉駅西改札を入ってすぐのコンコースには現在あるかはわからないが、「ちょいと課金。」「千葉駅にN'EXたくさん停車する」などなど、歩いていると必ず視界に入ってくるほど、N'EXポスターが貼ってあった。

とんでもないN'EXへの愛情を感じた。

千葉駅7番線

千葉駅に停車する東京方面行きN'EXの多くは7番線に発着するようで、到着後1分~2分停車し、出発するようだ。

千葉駅は15両編成の列車も発着するため、ホームは長い。N'EXは短くて6両編成、長くて12両編成。もし、乗る際は自分の乗るN'EXは何両なのか、どの号車に乗るのか、足元の表示と駅のアナウンスをよく聞いて確かめることが大切。

乗車

N'EXは全車指定席。また、各編成に1両グリーン車が連結されている。他の号車は通らなかったため、どのぐらい乗車していたかは全くわからないが、車内はガラガラ。

全車指定席のため、事前に空いていることは把握していたが、あまりにも乗っておらず、静かすぎた。同じ車両に乗っていたのは数名。

車内

乗り込むと、車内はJRの特急の雰囲気。N'EXの車両にある扉は両開き式となっており、よく見る片方へ開く扉ではない。また、成田空港へのアクセス特急のため、大きなスーツケースなどを置いておくスペースも完備されている。ここでは確か、鍵をかけておくことができたはず。

しかし、通常の座席上にある荷物棚でも十分ではある。

車内は天井が高く感じ、運行情報などを知らせるモニターが一両の中にも複数ついている。

 

乗車して発車の際はデッキで外の景色を眺めていた。発車して少しすると、車掌さんが改札に来られた。その際、予約が確認できるメールの画面をお見せし、それで改札が済んだ。実際とても便利だった。

普通車指定席の座席はこのような感じ。一言で言えば快適。一つ一つの座席も大きく、また座席の前後間隔に関しても広く、テーブルも割と大きく、快適な座席だった。それと、ヘッドレストは可動式だったような...。

リクライニングに関してもよく倒れる。座席の前後間隔が広いため、後ろに他のお客さんがいても、多少の配慮は必要になるかもしれないが、あまり気にならないだろう。

当時は全く人がおらず、のんびりと過ごすことができたが、またたくさん人が乗っていると雰囲気が変わってくるのかもしれない。

しかし、とにかくよかった。

もちろんだが、化粧室や洗面所なども設置されており、とても清潔感があった。

その他にもJR東日本フリーWi-Fiが使用でき快適に過ごせた。

また、走行中も号車によると思うがとても静かでタタンタタン、カタンコトンという特急感のあるジョイント音が聞こえてきた。

 

そんなこんなでゆっくりしていると目的地の品川駅に到着。千葉から品川までは今回の成田エクスプレス2号を利用した場合約46分ほどで到着する。

通常の総武快速横須賀線で行くと約1時間ほどなので、時間で言えば15分の差がないくらいとなる。

しかし、途中あまり扉が開くこともなく、それぞれに指定された座席があり、全車両フリーWi-Fi完備、デッキもあり、大きな窓もある。そういったところでは、N'EXを使ってみるのも良いんじゃないでしょうか。

 

成田エクスプレスは成田空港へ行く以外でも利用できる特急列車。少し高いイメージがあるという方もいらっしゃるかもしれませんが、えきねっとの割引などを使ってお試し程度に乗車してみるのもいいかもしれません。

是非機会があれば成田エクスプレスとても良かったですので乗ってみてください。

 

以上

 

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