当日割でオトク旅
JAL国内線の対象者限定、当日限定の割引運賃『スカイメイト』。JALの運賃は2023年4月にリニューアルされたが、『スカイメイト』は名称も変えず存続している。
また、この『スカイメイト』では運賃リニューアル前後に興味をそそるキャンペーンを実施していた。
羽田山形4,500円
運賃リニューアル前の22年11月から23年4月11日までの間、期間限定で羽田山形線のスカイメイト運賃を一律で『4,500円』に設定した。
値段を見ただけでも安く感じるかと思うが、通常のスカイメイト運賃と比べてみるとより安さを感じることができるだろう。
通常期は9,800円、ピーク期は12,700円とそこそこの値段がしていた。しかし、この限定された期間内であれば、一律して4,500円。そんなキャンペーンを行っていた。
価格 | |
---|---|
通常期 | 9,800円 |
ピーク期 | 12,700円 |
期間限定 | 4,500円 |
通常と比べると半額以上、さらにピーク期に利用するのであれば期間限定運賃の場合約8,000円引きとなっていた。
(※実際の最終的な支払金額は4,500円にプラスして空港使用料をはじめとする費用が加算される)
そもそも『スカイメイト』?
スカイメイトとは、『満12歳以上25歳以下』のお客様情報登録済みの『JMB会員』または『JALカード会員』が利用できる、当日割引運賃。
出発予定時刻の4時間前からアプリやWebでも予約ができます。また、空港カウンターでの購入も可能なはずです。
以前はアプリでの予約はできず、直接出発空港で購入する必要がありましたが、現在その必要はなく、日帰り往復などの際には復路の分も事前に確保しておくことができるようになりました。しかし、往復での予約は不可で、片道での予約しかできないので注意が必要です。
アプリで予約
アプリやWeb上で予約する際は少しステップをふむ必要があります。しかしすごく簡単なことです。
例に羽田から新千歳までのスカイメイト運賃を検索するとしましょう。アプリやWebで出発地『羽田』到着地を『新千歳』に設定します。
次に、片道で本日(出発する当日にその日を選択)、例えば今日が4/1であったとしたら、4月1日を選択します。
その後、下部にある『対象者限定割引』で『スカイメイト』を選択します。
この時、クラスはファースト、クラスJ、普通席、いずれかを選択してください。ファースト、クラスJに関してもスカイメイトで購入、予約ができるようになりました。
重要なのは出発4時間前から、片道、対象者限定運賃でスカイメイト。
スカイメイト運賃
マイル積算率
マイル積算率は、運賃改定により少々低くなりました。普通席は50%、クラスJは60%、ファーストクラスは100%となっています。
予約可能クラス
普通席、クラスJ、ファーストクラスの全クラスが事前予約可能となりました。しかし、当日アップグレードは不可となっています。
クラスJやファーストクラス搭乗を希望の際は、予約・購入時にクラスJ、ファーストクラスを選択する必要があります。
コードシェア便
JALグループ国内全路線が対象のスカイメイトですが、コードシェアを実施している、FDA、AMX、ORCとのコードシェア便はスカイメイト運賃は用意されていない。
予約変更・払い戻し
予約変更は不可、払い戻しは可能。手数料や期限などはJALのページをご覧ください。
麗らか四国キャンペーン
JALが実施している『JAL麗らか(うららか)四国キャンペーン』の一環で、2023年5月15日から10月28日までの7,8月を除く期間、JALグループ四国発着路線でスカイメイトの運賃が片道『5,940円』となっている。路線によっては普段の半額以上となっていることや、四国発着路線という空路が輸送力を発揮できるような路線であることから、かなりオトクな感じがする。また、以前の山形線はフライト時間が短いことや距離が近いことからフライト中飲み物の提供はないことになっている。しかし、四国=福岡、伊丹を除き、東京、鹿児島路線であれば飲み物の提供もある。
比較
*2023年5月15日~6月30日、9月1日~10月28日
今回、ピーク期はキャンペーン対象期間から外されているが、通常期と比べてもかなりの割引率。間違いなく『オトク』でしょう。
路線
対象路線はご覧の9路線となっていて、四国4空港から羽田、伊丹、福岡、鹿児島の4空港に路線が就航しています。
デジタルクーポン
JAL麗らか四国キャンペーンではこのスカイメイトの特別価格以外にも、四国でオトクに旅できるデジタルクーポンも用意されているようです。
JAL便に搭乗し、条件をクリアすると、四国各地で割引やプレゼントなどの特典を受けられるクーポンを使うことができます。詳細はこちらをご覧ください。
アレンジでオトク
四国へ行くために使うのが目的としては良いかもしれないが、その他の使い方でトクすることもできる。
それは、四国を『経由地』とすること。
今回のキャンペーンは『四国発着路線』が対象。徳島・高知からは羽田、福岡へ、松山からは羽田、伊丹、福岡、鹿児島へと便が就航している。
つまり、羽田や伊丹から鹿児島や福岡へ、といった直行がある区間でも、場合によっては四国で乗り継いだ方が直行のスカイメイト運賃よりも安く行ける場合がある。
アレンジ例
スカイメイト運賃を使って四国を経由地とするルートは以下の通り8路線考えられます。
羽田ー徳島ー福岡
福岡ー徳島ー羽田
羽田ー松山ー伊丹
羽田ー松山ー福岡
羽田ー松山ー鹿児島
伊丹ー松山ー羽田
伊丹ー松山ー福岡
伊丹ー松山ー鹿児島
福岡ー松山ー羽田
福岡ー松山ー伊丹
福岡ー松山ー鹿児島
鹿児島ー松山ー羽田
鹿児島ー松山ー伊丹
鹿児島ー松山ー福岡
羽田ー高知ー福岡
福岡ー高知ー羽田
ここで価格面において実用的なのは羽田と九州を結ぶルートかと考えられます。以下に価格例を出してみます。
※直行便は通常期の価格。空港使用料などは含まない。普通席の利用を想定。
スカイメイトを利用する場合、羽田=四国=九州路線に関しては、キャンペーン期間中であれば直行便よりも安いことが見てわかるかと思う。しかし、羽田=伊丹のような短距離の路線の場合は直行便の方が安いこともわかるが、四国で乗り継いだ場合、約1,000円高くなるが、プラス1,000円でもう1便追加できると考えれば、とらえ方によってはオトクと言えるだろう。
おまけとしてこの羽田=伊丹の区間について、獲得するマイル数で考えてみる。(※ステイタスはなし普通席利用と仮定)羽田=伊丹をスカイメイトで利用した場合、獲得する最低マイル数は140マイル。前と同じ条件で羽田=松山=伊丹で獲得できる最低マイル数は羽田=松山219マイル、松山=伊丹80マイルで合計299マイルとなる。
参考に2023年9月1日の四国発着JAL便を下記に乗載せておきます。
※横にスクロールしてご覧ください。
今回のオトク
2023年5月15日~6月30日、9月1日~10月28日の期間は、JALのスカイメイトでオトクに四国、さらにアレンジで福岡へ行けてしまう。
四国発着路線でオトクにJALに乗れてしまう。
さらに、麗らか四国キャンペーンで配布されているデジタルクーポンや情報でオトクに楽しく四国を旅することができるでしょう。
最後にもう一度、対象期間内であればJAL四国発着路線スカイメイト『5,940円-』。
ぜひ機会があれば利用してみることをおすすめいたします。また、詳細はJALの公式ページをよくご確認ください。
以上