JTA担当の路線
小松から羽田まで沖縄県を発着しないこの路線だが、JAL便の一部便ではJTAが運航を担っている。この路線に投入される際の機材の運用パターンは単純に見えるが、乗務パターンはさまざま存在するらしい。
朝一の小松発
時期によって異なりますが、搭乗した季節の定刻は7時40分発。隣に駐機しているANAと全く同じダイヤ。
搭乗時Group1と2は分けて案内がされていたが、それ以降はすべてまとめて案内されており、搭乗率が低めだったことがうかがえます。
定刻の約10分前にはドアクローズし、ANAの後にこちらも出発。地上走行中、青空の下で何か準備をされているのでしょうか、消防ヘリを見ることができました。
離陸
先行機を待つこともなくすいすいと離陸。遠くまで見渡すことができるこの景色。この後左に旋回すると、日本海をちょこっと目にすることができました。
JTA運航便
離陸後、ドリンクサービスが行われます。今回は「さんぴん茶」をチョイス。
今回搭乗している便はJTAが運航を担当しています。そのため、機内サービスもJTA仕様で実施されます。
もちろんボーディングミュージックもJTA仕様であり、乗る便を間違えたのではないかと思われているような様子の乗客もたまにいらっしゃるようです。
それもそのはずで、搭乗した瞬間から沖縄地方のあたたかい雰囲気を感じることができるのがJTAの大きな魅力の1つなのですから。
羽田ー小松・岡山
愛知県上空を過ぎ、本州の南側へ出てまいりました。富士山もちょこっと見えています。
普段なら必ず沖縄県を発着するJTA。ですが、羽田小松線と羽田岡山線では沖縄を発着しない路線にJTAが就航しています。
これらの路線についてどの便がJTA運航なのかは、季節によって異なります。ご存じの通り、小松・岡山からは那覇まで、羽田からは季節によって宮古と石垣までの路線も運航しています。
JTA運航便には空席照会時に「JTA運航」と表示されていますのでチェックしてみてください。
※JTA運航便は季節によってない場合があります
景色を楽しむ1時間
さらに富士山に近づき、眼下には伊豆半島が。この小松と羽田を結ぶ路線は、景色が良いことでも有名ではないでしょうか。
この路線では多くの場合、往路と復路で飛行経路が大きく異なるのです。簡単に、小松から羽田までは富士山の南西を飛行して南下。羽田から小松までは富士山の北東を飛行して北上。といったイメージでしょうか。
快晴の日にはとても美しい景色を短時間で楽しむことができるのです。フライト時間こそ短いですが、おなかいっぱいになる満足度の高い路線でもあるかと思います。
朝の羽田へ
眼下に見えているのは大島。あっという間にここまでやってきました。ここからくねくねして羽田に着陸です。
横須賀あたりでしょうか。翼の下には東京湾にある要塞島のひとつ、第二海堡も見えています。東京湾を行き交う船舶もよく見えます。
おはよう
ちょうど羽田にやってくる便と羽田から出発していく便が多い時間帯。2機の787が横断待ち中のご様子。そんな姿を横目に、無事着陸です。
乗り継ぎの方も
空席が目立つフライトでしたが、お仕事と思われる様子の方が多くいらっしゃった印象ですが、赤ちゃん連れの方もいらっしゃり、落ち着いたフライトとなりました。
また機内アナウンスでは、出雲と高知へ乗り継ぐ方への案内がされていました。
JTAでひと味違ったフライトを
ビジネスや旅行で搭乗される方も多いであろう小松と羽田を結ぶこの路線。短いフライトではありますが、JTAを選ぶこともできるようになりました。
JTAをよくご存じの方にはちょっと不思議なフライトかもしれません。この路線でもあの雰囲気を味わえ、さんぴん茶も飲めます。
以上