岡山空港、午後の出発ラッシュ

岡山駅から高速バスで30分でアクセスできる岡山空港。愛称は「岡山桃太郎空港」で羽田のほか、新千歳と那覇へフライトが就航しています。また、国内線だけでなく東アジアの各地にも定期便やチャーター便が就航するなど、盛り上がりを見せる地方空港の1つではないでしょうか。
この記事では岡山空港から羽田空港まで、夕方のJAL便に搭乗した様子をお届けします。
国際線も飛んでいる

2025年8月現在、岡山空港にはいくつかの国際線定期便とチャーター便が就航しています。仁川(ソウル)や浦東(上海)、高雄は隔日運航ですが、桃園(台北)便は毎日運航されています。
各就航先へ訪れるだけでなく、仁川や桃園を経由地としてさらに遠くへ出かけるのにも便利に使えそうです。
そして、画像は高雄行きのタイガーエア。高雄便は月・水・金の隔日でチャーター運航のようです。この写真を撮影する少し前、国際線の出発エリアの近くを通りました。出発時間が迫っていることもあり、台湾へお帰りになるとみられるお客さんが保安検査場に並んでいました。
過ごしやすい展望デッキ

足元には人工芝が広がっており、ウッドデッキになっているエリアにはイスとテーブルが設置されています。最近よく見かけるスタイルですが、緑が多くのどかな印象でした。
標高の高い位置にある岡山空港ですので、デッキからの見晴らしも開放的です。気持ちのいい天気の時にはスイーツでも食べながらプチピクニック気分を味わうこともできそうですね。
ANAが先に出発

右にちょこっと見えているのがANAの羽田行き。そして、左にいるのがこれから乗るJALの羽田行きです。
さらに左へ視線を移すとタイガーエアの高雄行きが駐機しています。つまり、現在岡山空港には3機の航空機が駐機中。
これらの便はみな17時台に岡山を出発していきます。ですので、この時間、岡山空港は夕方のラッシュを迎えているとも言えるでしょう。

時刻表順では、ANA ⇒ JAL ⇒ タイガーエア となっていましたが、この日はJALとタイガーエアの順番が入れ替わり、搭乗しているJAL便が最後の出発となりました。
搭乗すると隣に駐機していたタイガーエア。早めに出発準備が整ったようで、定刻よりも早く我々よりも先にプッシュバック。
ANAはというと、JAL便の搭乗案内が始まるまでには搭乗が終わっており、定刻通りに出発していきました。機内で出発を待っている間に、離陸していく様子が見えました。
出発待機の指示で

搭乗が完了し、ドアクローズ。そろそろ出発するだろうかと思いながら安全ビデオを観ていましたが、出発しないまま安全ビデオが流れ終わりました。
窓から滑走路の方を見ると、先に出発したANAとタイガーエアはまだ離陸していませんでした。
ANAがようやく滑走路に入ったと思ったら、そのまま数分待機。なにか運航上の理由があるのだろうと察することができましたが、搭乗がスムーズに済んだこともあり出発までの時間を長く感じていたお客さんもいたかもしれません。

また、地上作業員の方々もなかなか出て行かないなぁという様子でこちらを見ながら待機しているようでした(笑)。
ANAとタイガーエアが離陸して少し経つと我々もプッシュバック。日が傾き、オレンジ色に染まり始めた景色を眺めながら滑走路へ。
滑走路へ入ったが...?

滑走路へ入る際、夕日のとろ~んとした光が機内に差し込み、いよいよ離陸だ、という雰囲気が機内に漂っていました。
がしかし、滑走路に入って1分ほど経ったころ、機内にアナウンスが流れました。
「先ほど、まもなく離陸するとお伝えしましたが、操縦室からの連絡によりますとこの場所で3分ほど待機を命じられているとのことでございます」
その理由は明らかではありませんが、なにか運航上の理由があったのでしょう。我々乗客は、今にも溶けてしまいそうな夕日を眺めながらゆっくり待つだけです。
と思ったその時、3分も待つことなく滑走を開始しました。
新幹線と飛行機を比較

夕日へ向かうように離陸し、上昇しながら頭は目的地である羽田の方面へ向けます。ここからは夕日から逃げるように羽田を目指します。
また、離陸後しばらくは夕暮れ時の幻想的な風景を眺めながら飛行します。
さて、岡山から東京までは飛行機だけでなく新幹線という手段も有力な候補として考えられるでしょう。
岡山駅から東京駅まで行く新幹線のぞみ号はおおむね1時間に3~5本(これより少ない時間帯もあり)となっています。柔軟に時間選択をできるという点では新幹線の方が優れていると言えるでしょう。
一方、岡山から羽田までのフライトは1日10便。ただし、ANAとJALで5便ずつであり、出発時間帯は重複している場合があります。また、岡山駅から岡山空港までは高速バスで約30分、羽田空港から東京駅までは約25分~30分。

それでは、朝一で岡山から東京へ向かう場合を検証してみましょう。
SHINKANSEN
まずは新幹線から。岡山駅を朝一番に出発する新幹線はのぞみ70号東京行き。今回の目的にピッタリな列車がありましたね。
岡山駅を6時01分に出発し、途中、新大阪や名古屋に停まり、東京には9時15分着。所要時間は3時間14分。EX早特21割引を利用すると、普通車指定席乗車券込みで14,250円(ただし、EX早特21 は出発の21日前までに予約が必要)。普通に購入すると指定席利用で17,970円。
新幹線なら乗り換えなし一本で東京へ行くことができます。
岡山駅 6時01分 ⇒ 東京駅 9時15分
所要時間:3時間14分
合計料金:14,250円
AIRPLANE
次は飛行機利用の場合です。岡山空港の朝一番は7時05分発のフライト。ANA・JALの両方とも同じ時間の出発です。本記事ではJALのフライトを紹介していますので、JAL便で検証してみます。
また、受託手荷物はなし、羽田空港到着後は15分で鉄道に乗り換えができると想定して検証を進めます。
岡山空港をを7時05分に出発し、羽田空港第1ターミナルには8時25分に到着するJL232便。この便に乗るには岡山駅6時発のバスに乗る必要があります。岡山空港到着は6時30分。出発30分前と少しギリギリな気がしますが、大きく遅れることがない限り問題なく搭乗できるでしょう。
羽田空港に定刻で到着したら、次は東京モノレールに乗り換えです。8時43分に羽田空港第1ターミナル駅を出発し、浜松町駅では5分で山手線に乗り換え。東京駅には9時18分に到着です。
航空券の料金はスペシャルセーバーの普通席最低額で計算しています。
岡山駅 6時00分 ⇒ 岡山空港 6時30分
岡山空港 7時05分 ⇒ 羽田空港 8時25分
羽田空港T1駅 8時43分 ⇒ 東京駅 9時18分
所要時間:3時間18分
合計料金:13,136円
比較すると...
岡山駅 6時01分 ⇒ 東京駅 9時15分
所要時間:3時間14分
合計料金:14,250円
岡山駅 6時00分 ⇒ 岡山空港 6時30分
岡山空港 7時05分 ⇒ 羽田空港 8時25分
羽田空港T1駅 8時43分 ⇒ 東京駅 9時18分
所要時間:3時間18分
合計料金:13,136円
結果、大きくは変わらないことがわかります。ただ、どちらもその時々大きく変わるものですのであまり参考にならないかもしれません。特に料金は。
しかし、所要時間についてはどれも定刻通りにうまくいけば、上のように行くこともできるでしょう。
そして、ここで補足です。羽田空港での乗り換え時間を到着の定刻から15分後、としていました。しかし、これが定刻よりも早く到着したり、短時間で乗り換えられたりすれば、東京駅への到着時間もより早くなります。
そのことを踏まえると、この区間での飛行機利用は検討の価値ありなのかもしれません。
さんぴん茶でクールダウン

離陸から約30分、窓から見える景色はだんだんとブルーの割合が少なくなり、機内にも映画館のような雰囲気が流れていました。
薄暗い機内では短いフライト時間ながらドリンクサービスが行われ、冷たいさんぴん茶をチョイス。
さんぴん茶?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。ここまで触れていませんでしたが、このフライトはJALグループの「日本トランスオーシャン航空」が運航を担っています。
今搭乗している機材は、翼の先についているウイングレットにヤンバルクイナの塗装が施されています。
日本トランスオーシャン航空が運航するB737型機は一部機材を除き、JALグループで最も新しいB737型機であり、小型機ながら快適性に優れています。

ドリンクメニューにはJALのものが使われていましたが、すいていたので「さんぴん茶はありますか?」と聞いてみると、快く提供してくださいました。
JTAはドリンクメニューを沖縄県内路線と県外路線で使い分ける場合がありますので、もしかすると通常は提供しない方針になっているのかもしれません。
ただ、さんぴん茶がお好きな方はこの路線でも一度声をかけてみるとよいかもしれません。
夜景も楽しんで着陸

さんぴん茶を飲んだ後は落ち着いた雰囲気の機内でゆったりと過ごし、着陸態勢へ。安全確認が行われると、機内の照明は再び暗くなりいよいよフライトの終わりが近づいてきました。
安全のためですが、機内の照明が暗くなるフライトは外の景色が見やすく、特に夜景を眺めるのには最適です。
画像は東京湾上空を飛行中。フラップはすでに展開しており、画像右には東京ディズニーリゾート、左にはスカイツリーが見えています。そして、ヤンバルクイナもよく見えます。
ちょうどいい時間のフライト

着陸後は第3ターミナルの前を通り、スポットに到着する前に機内は明るくなりました。この日は定刻より10分ほどの遅れで到着。
定刻は17時25分発、19時00分着(当時)。羽田19時到着なので、行先によっては国内線各方面へもまだ乗り継ぐことができます。また、夜到着がいいけどあまり遅くなりすぎるのは嫌だなぁという方にもちょうどよい時間のフライトなのではないでしょうか。
今回紹介したフライトはJL240便、岡山発羽田行き。機材は通年でほとんどがB737型機を使用しており、JALグループの日本トランスオーシャン航空が運航する場合もあります。
| 岡山発 | 羽田着 | |
|---|---|---|
| NH658 | 17:25 | 18:50 |
| JL240 | 17:35 | 19:00 |
| JL242 | 19:25 | 20:40 |
| NH660 | 19:55 | 21:15 |
2025年9月の夜便は上のような時刻で運航されます。NH=ANA、JL=JALを表しており、JL240便は9月もJTAが運航を担います。その他機関に関しましては公式サイトをご確認ください。
岡山から東京へ移動される際には飛行機の利用も検討されてみてはいかがでしょうか。便数は限られていますが、短い時間で空からの美しい景色と飛行機での楽しい旅を楽しむことができるでしょう。
そして、JTA便に搭乗すると、ちょっぴり沖縄の雰囲気が楽しめるかもしれません。
以上
