1マイル(距離)何円か
上記の記事で紹介した2月14日から始まるスカイメイトのタイムセール。今回100路線以上が対象となり、運賃も4,900円台から8,900円台までと路線に応じた価格が設定されている。
そこで、路線ごとに1区間マイル何円なのか検証をしてみました。2024年2月時点での区間マイルと、発表されたJALのタイムセール運賃を参考にし、運賃÷区間マイルで計算。小数点以下は切り捨てとなっています。
さて、路線によって異なる距離単価。どうなったのでしょうか。
距離単価一覧
以上が1区間マイルの単価となります。一番安い路線で7円/マイル、一番高い路線は275円/マイルとなっています。
単価最安路線
最安単価は7円。どの路線が単価7円なのか、予想がついている方もたくさんいらっしゃるかと思います。
そう、羽田=宮古・石垣線です。これに続くのが、中部=石垣線の8円/マイル、羽田=那覇線、関西=宮古・石垣線、中部=宮古線の9円/マイルとなっています。
7円/マイル
羽田=宮古、羽田=石垣
お分かりの通り、JAL国内線で長距離となってくるのはやはり沖縄県と本州を結ぶ路線。特に、羽田・中部=石垣線、羽田=宮古線は区間マイルが1,000マイルを超えてくる国内線における長距離路線となっています。そのため、単価が安いのも納得でしょう。
このほかにも伊丹=那覇線や、羽田=奄美大島線、福岡=新千歳線などでは11円/マイルとなっており、これらも単価が安く、区間自体も長距離の部類に入ってくるでしょう。
単価最高路線
単価最高路線は奄美=喜界線の275円となっています。ただ、この路線の単価が他路線に比べはるかに高いことは以下のことをご存じなら納得できるでしょう。
275円/マイル
奄美大島=喜界島
ご存じの通り、日本国内で最短の航空路線は北大東=南大東間であり、その次が奄美大島=喜界島線と今のところではなっています。しかし、24年8月からは北大東=南大東線は運休となる予定です。したがって、JALグループではもちろん、日本国内で最短の路線は今回のセールで単価が最も高い奄美=喜界線へ譲られることとなるのです。
その他路線で単価が3ケタの路線は、徳之島=沖永良部線の146円となりました。こちらの路線も短距離中の短距離路線でありますので、このぐらいになってしまうのもわからなくないでしょう。単価が2ケタで最も高い路線は、出雲=隠岐線の76円と、単価が高い路線はどこも距離が短い路線となります。
どこも同じような単価
極端な路線を除けば、多くは単価が10円~30円となり、大きな差はない。
単価がすべてではない
価格に加え路線ごとの区間マイルも加味してみてきました。しかし、単価が安いということだけがオトクではないとも思います。それぞれの路線ごとに、見える景色の違い、機材の違いなどの特徴があるかと思います。また、各々が何を求めるのかにもよって異なるでしょう。
価格に関して追求するのであれば価格を、乗りたい機材があるのであればその機材が充当される便を、気になる路線があるのであればその路線を重視して選ぶことが大切なのではないでしょうか。
今回のセール、路線によってはスカイメイト通常価格の半額以下で乗れてしまいます。
ぜひこの機会に、JALで良い旅を。
以上