話題盛りだくさんフライト
いつも通りの伊丹から羽田へのフライトになるのかなと思っていましたが、これまたいろいろなことがあったフライトでした。
先発便の遅延
羽田と伊丹を結ぶような幹線では、同じ航空会社で行先も同じ航空機が出発地で肩を並べることも珍しくはありません。
ただし多くの場合、肩を並べる時間はほんの少しでしょう。片方が到着後、それと入れ替わるようにもう一方が出発する、みたいなイメージです。
さて、画像は羽田からやってきたJAL機ですが、この時点で遅延が発生していました。この後折り返しJL124便として15時30分に出発予定でしたが、その便も1時間ほどの遅れが決まっている状態です。
これから搭乗するのはその1便後のJL126便。こちらは定刻通りで16時30分発予定。つまり、先発のJL124便と出発予定時刻がほぼ同じになってしまっているのです。
<定刻通りなら、、>
・JL124:15時30分発
・JL126:16時30分発
<この時は、、>
・JL124:16時30分発予定
(1時間ほどの遅延)
・JL126:16時30分発予定
(定刻通り)
さらに整理すると、もちろんですが通常ならJL126便の搭乗時刻や出発が近づくころにはJL124便はすでに羽田へ向けて飛行しているはずなのです。
ミニ混乱が起きていたみたい
左にちょこっと見えているのが後発のJL126便、右の787が先発のJL124便。この日に限っては後発予定だった767が先に伊丹に到着。
出発時刻が近づき、搭乗が始まりました。先に到着していたJL126便から搭乗が始まりましたが、遅れているJL124便に搭乗予定とみられるお客さんが間違えてこちらのゲートへ来られてしまっている様子も見受けられました。
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787と対面
搭乗しているのはJL126便です。ドアが閉まりプッシュバック。J-AIRが近くで見れて、このスポットも伊丹らしい光景だなぁ~なんて思っていると、787もプッシュバック。
この短時間で折り返しができたようです。両便は顔と顔が向き合うように誘導路上に停止。その後こちらが先に滑走路へ向けて出発。遅れているJL124便はその後を追うように出発したようでした。
府県境を機内で
RWY32Lから北西に向けて離陸後、すぐに左へ旋回。進行方向右側の窓からは旋回後に水の都大阪の景色を見ることができます。
伊丹空港はご存じの通り、兵庫県と大阪府にまたがっており、空港内の場所によって府県が異なるのです。今回もヒコーキに乗りながら、兵庫県から大阪府に入り、またすぐに兵庫県に戻るなんてことを気づかないうちにしていました。
頭上をA330が通過
上昇中に我々より少し上の高度を飛行する航空機が目に入りました。形から判断するにA330と見えますが、いかがでしょう。伊丹空港の近くは雲が少なく、遠くまできれいに見える天気でした。
フライト中の景色は割愛
筑波山でしょうか。羽田へ近づくにつれ雲が増えてきました。飛行中は雲が少なく、愛知県の三河湾や伊豆半島、館山の海岸など陸地と海の風景を楽しむことができました。
また、千葉県上空を飛行中には傾き始めた陽の光と雲の幻想的なコラボレーションを楽しむこともでき、疲れが癒されたような気がしました。
都心上空からアプローチ
千葉県にある海上自衛隊の下総航空基地の近くを飛行し、埼玉県上空を少しかすったのちに羽田に頭を向けて降下です。
主に南西方面から到着する便の右側からは、明治神宮や竹下通り、渋谷駅周辺、恵比寿、目黒と続き、着陸直前には大崎駅や大井町駅近くにある東京総合車両センターや大井車両基地に加え、東京貨物ターミナルなどを見ることができ、流れゆく景色から目が離せません。
今回紹介している画像は渋谷駅周辺とみられる上空で、SHIBUYA SKYの屋上にいる人々やMIYASHITA PARKなどやたらアルファベットが多いスポットを目にすることもできました。(広告)
離陸から着陸までずっといっしょ
着陸直前ちょっと揺れ、強めにタッチダウンし、強めのブレーキ。無事に着陸しました。着陸時、滑走路脇で待機しているJALの77Wが見えました。
こちらが滑走路を離れた後、そちらを見てみると空に後続機の姿があります。機影でお分かりになる方もいらっしゃると思いますが、伊丹で肩を並べて駐機していた787です。
つまり、定刻上では我々の前便であるJL124便ということになります。
実は、伊丹出発時から羽田到着時まで驚くほどきれいに、ずーっとぴったり後ろについてきていました。上空でもフライトレーダーでその様子を確認していましたが、まさか羽田に着陸してすぐにその姿を再び見ることができるとは思ってもいませんでした。
大盛りでした
我々JL126便は14番スポットに到着。スポットに入っていく際もちょこっとJL126便の姿を見ることができました。
先発便遅延の結果、同時間帯に出発することになり、ずーっとぴったりくっついて羽田まで飛び、都心上空を飛行し、着陸してからもまたその姿を見ることに。なんとも盛りだくさんでお腹いっぱいになったフライトでした。
また、搭乗したJL126便は767での運航でしたが、当日機内エンタメのシステム故障が発生しており、大きいモニター、読書灯、呼び出しボタンが使用できない状態でした。そのため、セーフティーデモはJALでは珍しく客室乗務員の実演で行われました。
ヒコーキは毎日飛んでいるのですから、たまにはそんなこともあるでしょう。楽しいフライトでした。
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以上