伊丹から3月のフライト
伊丹空港には不思議なタイプのゲートがいくつかあります。そう感じるのは筆者だけでしょうか。今回、利用した搭乗口もそのひとつでした。そして、伊丹空港をベースとするJ-AIRで青森へ向かいます。
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ブリッジが離れていく
座席数が100席未満のジェット機を意味するリージョナルジェット。それがまさに今搭乗しているエンブラエル190です。この小ささながら乗り降りにタラップを用いず、ブリッジを直接接続できる機材です。
他の主要空港であればターミナルから飛行機までつづくブリッジの傾斜がより大きくなるかと思いますが、伊丹空港のこのスポットではE190でも大きな傾斜がつくことなく、搭乗することができます。
スカイパークを眺めながら離陸
伊丹空港はRWY32Lからの離陸です。滑走路のすぐそばにある伊丹スカイパークから離着陸している飛行機を見るとかなり近くに感じることができます。しかし、機内から見てみると意外にもあまりスカイパークの様子を感じることはできません。
離陸後は上昇を続けながら左へ旋回。地上には伊丹市の様子を眺めることができます。雲がない日にはさらにしばらくの間、兵庫、大阪の景色を眺めながら上昇することになりますが、今回はここでお別れ。雲へ入ります。
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雲に入りしばし上昇を続けると、雲と雲の間に出ました。遠くには青空も少し見えており、飛行機に乗りでもしないとなかなか見ることのできない光景に出会うことができました。
まだまだ上昇を続けます。
揺れるお昼のフライト
フライト中はおおむねこのような様子で雲が広がっていました。上昇中には揺れを伴い、気象の影響を受けながらの飛行となりました。
正確にはお昼時少し前ぐらいのフライトですが、機内で昼食を済ませた方もいらっしゃったのではないでしょうか。伊丹から青森までは1時間と少しのフライト。状況によってはかなり早く着いてしまいます。
機内はすいており、時間がゆっくりと流れていました。上昇し、揺れが落ち着くとドリンクサービスが開始されます。
2-2の配列でお気に入り
さて、伊丹から青森までのフライトについてもう少し詳しく紹介しておきます。この区間の便で運航を担当しているのは「J-AIR」です。JALグループの国内短距離路線や地方と地方を結ぶ路線を主に担当しています。
伊丹から青森まではエンブラエル190という機材で運航されることがほとんどです。この機材はクラスJも搭載していますので、ビジネス需要に対応しているようにも思えます。
エンブラエル190は先述した通り、座席数は100席未満となっています。座席配列に関して、クラスJは1+2、普通席は2+2という具合です。(広告)
この座席配列が好みだという方もいらっしゃるでしょう。普通席であれば偶数人グループで利用するときにも便利ですし、小さなお子様と両親の3人家族でもお子様とどちらかの親が並びで座ることもできます。
伊丹から青森までの路線はANAとJALの2社が就航しています。2025年4月現在、JALは1日につき片道3便運航されています。
11時35分 - 13時00分
まもなく青森空港
日中の明るい空を飛び続け、1時間弱。雲の切れ間から見える地上は雪景色に変わっていました。まもなくすると青森空港へ向け降下を始めます。
山間にある青森空港
だんだんと高度を下げてまいりました。上空に雲はちらほら見えますが、地上が白くあたり一帯はかなり明るく感じます。
翼に目を向けるとスラットが展開している様子を確認することもできます。フライトもいよいよ終盤です。
先ほどまでは平地が広がっていましたが、青森空港に近づくと山々が近づいてきます。こちらが高度を下げる動きに加え、見ている景色は平野から山々へと変化するため、急に地上が近づいたように感じる着陸前の景色です。
平穏な青森空港
揺れの中の降下を終え、青森空港に無事着陸です。晴れてはいませんが、滑走路に雪が積もっていることもなく、視界がすこぶる悪いわけでもなく、平穏な様子に見えます。
着陸後はすばしっこく滑走路を離れ、そのまますぐにスポットイン。着陸後のアナウンス時間が足りないかも、というぐらいのスピードでスポットに到着しました。
プロペラが苦手な方はJ-AIRで
伊丹から青森までのフライトは先述した通りANAとJALの2社あります。また、直行便はどちらも1日につき片道3便ずつとなっています。機材に関しても両社小柄な航空機を使用しています。
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J-AIRは今回紹介したエンブラエル190、ANAはDHC-8-400というスピードが速いといわれているプロペラ機を使用しています。好みの問題ですが、プロペラ機が苦手だという方はJAL便を利用された方がよいかもしれません。逆にプロペラを楽しみたい、というときにはANAを利用するとよいでしょう。どちらも楽しめる魅力的な路線です。
また、この路線の便数に関して、3便あるだけまだよいかもしれませんが、決して多いとは言えないでしょう。ただし、伊丹からであれば羽田を経由する方法もあります。羽田を経由する場合は羽田から青森までの区間はJAL便に限られますが、時間に関しては柔軟に対応できるでしょう。
もちろん、コスト面との兼ね合いもあると思いますが、利用される際は視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。
特に雪の時期は運航への影響が大きく懸念されることの多い青森空港。今回はとても落ち着いている青森空港に到着できて一安心でした。
以上