全席グリーンの特別急行
国内有数の観光地である伊豆方面と首都圏とを結ぶJR東日本の特急列車である「サフィール踊り子」。2020年にスーパービュー踊り子に代わり新たに登場しました。
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曜日限定で新宿・渋谷も停車
サフィール踊り子号は東京駅と伊豆急下田駅を基本1日1往復で結んでいます。これら下り(東京から伊豆急下田)の1号、上り(伊豆急下田から東京)の2号に加え、隔日で臨時のサフィール踊り子号も運行されています。
例えば、土日祝日には新宿発で渋谷、武蔵小杉に停車し伊豆急下田へと向かう臨時号が運行されています。(※新宿⇒伊豆急下田は曜日限定で列車がありますが、伊豆急下田⇒新宿の列車は設定がありませんのでご注意ください)
停車駅
・品川
・横浜
・熱海
・伊東
・伊豆高原
・伊豆熱川
・伊豆稲取
・河津
・伊豆急下田
※1号・3号は東京⇒伊豆急下田の順で、2号・4号は伊豆急下田⇒東京の順で停車
※3号・4号は臨時
・渋谷
・武蔵小杉
・横浜
・熱海
・伊東
・伊豆高原
・伊豆熱川
・伊豆稲取
・河津
・伊豆急下田
※土日祝日の臨時
ひとり旅に最適な1列席
サフィール踊り子号は8両編成で、グリーン車が4両、グリーン個室が2両、プレミアムグリーンが1両に加えて、カフェテリアを1両連結しています。
・1号車:プレミアムグリーン
・2号車、3号車:グリーン個室
・4号車:カフェテリア
・5号車~8号車:グリーン車
東京・新宿方面
連結されているどのクラスにも魅力がありますが、「ひとり旅に最適」という観点からおすすめしたい座席を紹介します。
サフィール踊り子号の車内は全席指定席かつグリーン以上のクラスであり、我々が車内で過ごす座席周りは空間に余裕があるように感じます。
実際、グリーン車の座席配列は1+2の配列となっており、独立タイプのグリーンシートも一定数用意されています。
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グリーン車は頭上にスケルトンの荷物棚が設置されています。窓も大きく、高さも感じることができ、開放感のある印象を受けました。また、落ち着いていながらも、白を基調としたシートからは明るい印象を受けます。
プレミアムグリーン
こちらは1号車にある列車の中で最上級の位置付けであろうプレミアムグリーンです。座席数が限られているプレミアムグリーンですが、配列は片側2列のみとなっています。
車内の照明は暗く設定されており、大きな窓から差し込む自然光を活用している印象です。この車両においては観光系の特急列車でありながらも、静かでかなり落ち着いた空気が流れていたように感じました。
配列は隣に席がある2列、となっていますが、それぞれのシートが大きくほぼ独立していますので、ひとり旅にもおすすめできる座席です。
料金
サフィール踊り子号の料金はグリーン車、プレミアムグリーン、グリーン個室、それぞれで異なり、販売方法も一部異なりますのでご注意ください。
グリーン車とプレミアムグリーンの特急券類はみどりの窓口をはじめ、駅にある指定席券売機やウェブの「えきねっと」を利用して購入することができます。
しかし、グリーン個室を利用するためのきっぷは「えきねっと」では購入することができません。そのため、駅の指定席券売機またはみどりの窓口をご利用ください。
また、JR各社の一部特急列車には「シーズン別の特急料金」というものが設定されており、期間によって一定額指定席特急料金が変動します。
サフィール踊り子もその対象となっているため、少しでも安く乗りたい!という方は、シーズンをチェックされることをおすすめします。
・グリーン車:10,260円
・プレミアムグリーン:12,660円
グリーン個室は運賃+特急料金+個室料金となり、4名個室と6名個室で料金が異なります。利用人数によって1名あたりの金額、1室あたりの合計金額も異なります。
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短距離でも乗る価値あり
サフィール踊り子1号の場合、東京から伊豆急下田までは約2時間30分。前で紹介した通り、東京を出発後品川や横浜にも停車し、伊豆方面へと向かいます。
そのため、この列車の活用方法はさまざまです。首都圏から乗車して熱海で降りたり、伊東で降りたり、逆に熱海からさらに伊豆方面へ移動するのにちょこっと利用してみたり。
まだの方はぜひ一度!
今まであまり鉄道を利用してこなかった、という方や、新幹線は良く乗るけど在来線の特急は乗ったことないなという方、ちょっといつもと違う感じのミニ旅行をしたいな、という方など多くの方におすすめすることができる「サフィール踊り子号」です。
他の特急列車に比べると見た目も運行本数もその内容もさらに特別感があり、席によってはとりたくてもなかなかとれない!という場合もあるかもしれません。
しかし、機会がありましたら是非一度利用してみてはいかがでしょうか。
以上